こんにちは。SOです。
公務員を目指している人だと、
『安定した収入』
を求めている人も多いでしょう。
実際問題、公務員になれば、
『悪いことをしない限り、安定した生活が出来る』
ようになります。
そして、給料はもちろん、貰えるボーナスも、
『高い金額を想像される』
ことが多いです。
ですが、漠然とボーナスが多いと聞いていても、
最初から大きな金額が貰えるわけではない
ことを知っている人は、あまりいないのではないでしょうか?
そこで、今回は、
『公務員1年目(初年度)のボーナス』
について、紹介していきます。
公務員のボーナス事情を知りたい人は、参考にしてみてください。
目次
公務員1年目(初年度)は、ボーナスを我慢する時期?

冒頭で紹介したように、公務員がいかに安定した職業と言われていても、
『最初から、大きなボーナスが貰えるわけではない』
ということを、これから公務員を目指す人は、覚えておかなければなりません。
最近の一般企業では、考え方が見直されつつありますが、
『年功序列』
の風潮が、公務員の給料やボーナスには、今でも残っています。
ボーナスを理解するためには、給料を理解しなければならない
公務員のボーナスを理解するためには、
公務員の給料体系
を理解しなければなりません。
公務員の給料体系は、
『棒給』
というもので、あらかじめ決められています。
公務員として、
- どの階級になっているのか
- 勤続年数がどれくらいなのか
によって、棒給で定められた給料が支給されるようになっているのです。
そして、棒給にプラスして、
- 地域手当
- 扶養手当
が、給料にそれぞれ加算されることになります。
『地域ごとの物価の違い』
などによって決まるものです。
『自分以外の家族を養っているかどうか』
によって決まります。
これらにプラスして、
『勤務実績』
によっても給料が変動することもあります。
これらの要素から、公務員の給料が決められるのです。
公務員1年目(初年度)の夏と冬のボーナスはいくら?
給料の基本的な決まり方を紹介した上で、
『公務員のボーナス』
がどうやって決まるかも紹介します。
公務員のボーナスは、
(給料+地域手当+扶養手当)×支給月数
によって求められます。
給料・地域手当・扶養手当は先程紹介したとおりで、
『支給月数』
に関しては、国により決定されています。
平均的な支給月数は、
『約4か月』
となっています。
これは、給料の4か月分と考えれば大丈夫です。
ここで、本題である公務員1年目のボーナスになりますが、
国会公務員:約60~75万円
地方公務員:約50~60万円
となります。
これを夏と冬に分けると、
夏のボーナス:約20~25万円
冬のボーナス:約40~50万円
夏のボーナス:約15~20万円
冬のボーナス:約35~40万円
となります。
同じ公務員でも、
どんな職種・地方での仕事につくのか
によっても、ボーナスは若干変化します。
夏が冬よりも、極端に少なくなっている理由としては、4月からの勤務で、
『6月に支給される、夏のボーナスまでの勤務日数が少ないから』
ということが挙げられます。
その後、12月に支給される冬のボーナスでは、勤務日数が増えるので、
満額支給される
ことになり、金額が増えているのです。
ボーナスは、
『6か月間の勤務日数』
によって決まるので、覚えておいてください。
公務員1年目(初年度)は、どうしてもボーナスが少なくなる
公務員のボーナスの金額が、多いか少ないかを判断するのは、人それぞれです。
しかし、
『民間企業のボーナスに比べれば、かなり高い』
といって良いでしょう。
新卒で公務員になれれば、他の同級生と
『かなりの金額差をつけることもできる』
と言えます。
それでも、
4月勤務からのボーナスは、夏のボーナスが少なくなる
ため、公務員1年目(初年度)のボーナスは、若干少なくなってしまいます。
また、公務員の平均ボーナス額は、
国会公務員:約180~200万円
地方公務員:約150~180万円
となっていて、初年度と比べ、かなりの違いがあるのです。
このボーナスの金額が貰えるようになるのは、
『40~50代』
になります。
もし、公務員のボーナスを、最初からこの金額だと思っていた人がいれば、
ある程度の我慢
をする必要が出てくるでしょう。
ベテランになっていく過程で、ボーナスが徐々に増えていく

公務員1年目(初年度)から、平均的なボーナスまで近づくには、
『10~20年』
の勤続年数が必要になります。
もし、
『公務員1年目(初年度)からのボーナスに、満足いかない人』
がいれば、民間でボーナスが良いところを、狙った方が良いかもしれません。
公務員は、安定した給料とボーナスが貰える反面、
貰える金額が、劇的には増えない
というデメリットもあります。
無難な生活を望むのであれば、これほど最適な職業はないですが、
「大きく稼いで、自分が使えるお金を増やしたい!」
と考えている人には、向いていないでしょう。
もし、若い時に大きく稼ぐことを我慢できるのであれば、
40~50代には、かなりのボーナスが貰えるようになりますよ。
その分、仕事内容もシビアなものが多くなりますが、
「大きく稼げなくても、堅実に生活出来れば良い。」
と感じるならば、公務員として働くことをおすすめします。
公務員は、1度なってから途中で辞めてしまうと、
再度、就職するのが難しくなる職業
なので、ボーナスの金額だけを見ることなく、全体を見て判断を行うようにしましょう。
まとめ
今回のまとめとしては、
『公務員1年目(初年度)のボーナスは、思った以上に少なく感じることがある』
ということが言えるでしょう。
巷に出回っている公務員の平均ボーナスは、
あくまで勤続年数を重ねた人の場合
を表しています。
公務員になったからといって、
『いきなり多額のボーナスが貰えるわけではない』
ことを、肝に銘じておかなければなりません。
実際、ボーナス額に落胆して、公務員を辞めてしまう人も多くいるのです。
公務員に限らず、
最初から、お金が多く貰える職業はない
と知ることが重要です。
本当に経済的余裕のある公務員を目指すのであれば、
ボーナスが多く貰えるまで、長く働いていく
しかありません。
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